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「命を迎え入れる」ということについて、思うこと

本当にうちの子のためになることを考えましょう


私のつたないブログを訪問してくださる方のブログの中で、ある1枚の写真を見ました。
一見、それはゴールデンレトリバーとさまざまな犬種の子犬たちのかわいらしい写真でした。
しかし、記事の内容を読んで、思わず涙が出てしまいました。それはセンターに収容された犬たちの写真だったのでした。

センターに収容され、殺処分にされる生き物たちの多さは知っていましたが、一人暮らしで働いている私にはできることが無いと思っていました。
うちの子を大事にするのがやっとの私にとって、自分のブログで地道にこうしたことを伝え、罪の無い命を少しでも救おうとする方々や、迷子になった犬をお知らせして不幸な犬を救おうとする方々等の努力には頭が下がる思いです。
ここは好き嫌いの分かれる生き物である爬虫類についても書いているブログですし、ふだんあまり時間も取れないので、既に交流のある方以外のブログに積極的に書き込みすることはしていません。
でも、このブログにも、何かの拍子でこれから生き物を迎えようと思っている方が来るかもしれません。あまり役には立たないかもしれませんが、私にもできることとして、ちょっと、「命を迎え入れるということ」について書いてみようと思います。私が読ませていただいたブログの作者の方、失礼でしたらごめんなさい。


私が初めて実際に家にカメレオンを迎えようとしたとき、当然のことながら、その前にまず飼い方を調べようと思いました。ところが、当時は「爬虫類の飼育本」というものが、まだ存在しませんでした。PCもまだごく一部の人たちのもので、今のように普及してはおらず、私も持ってはいませんでした。そうなると、ショップの店員さんを頼りにするしかないわけですが、当時は爬虫類を扱うどのショップでも、口を揃えて「カメレオン?難しいですよ~。初めての方だと、すぐに死んでしまいますよ。まずこのトカゲで飼い方を”練習”してください。」と言われました。
「練習のために飼いたいと思わない生き物と暮らすなんて、飼い主にとっても練習台にされるトカゲにとっても不幸ではないか‥」と思いながら、その茶色のよく分からないトカゲがどのくらい大きくなるのか聞くと、店員さんは「これは大きくなりますよ~。」と言って、両手で50~60㎝くらいを示しました。私が激しくひるむと、店員さんはにっこりして言いました。「大丈夫ですよ。そんなに大きくなる前に死にますから。」

「命を練習台に使うだと?途中で死ぬから大丈夫だと?」

私はこみ上げる怒りを押し隠して帰宅し、もう一度よく考えて、それなら初めからカメレオンでいこうと決め、しつこくいくつかのショップで飼い方を聞きまくり、そのとおりに設定してカメレオンを迎えました。
しかし、やはりわずか一週間で、私はあんなに望んで迎え入れた命を殺してしまう結果となりました。そのときの悲しさと後悔といったら‥。
それでも、私はまだカメレオンと暮らしたいという思いを諦めることができませんでした。カメレオンに適した飼い方ができれば、きっと一緒に暮らしていけると思ったからです。
もっとしっかりカメレオンの飼い方を知りたいと思い、考えに考えて、大きな本屋さんの洋書のコーナーに行きました。そこに飼育本はありませんでしたが、私は店員さんに頼んで、英語圏から取り寄せ可能なタイトルに「Chameleon」と付いている幾つかの洋書を取り寄せてもらいました。
届いたうちの1冊が、数千円もする分厚いスパイ小説だったときには萎える思いがしましたが、運良く取り寄せた中の1冊がカメレオン専門の飼育書でした。
英語は苦手な上に嫌いだったのですが、そんなことは言っていられません。必死で翻訳した私は、そこで衝撃の事実を知りました。カメレオンは、昼と夜で管理温度を変えてあげなければいけない生き物だったのです。夜は温度を下げなければ生きていけないのに、当時私が調べ上げたカメレオンを扱っている都内のペットショップでは、それを知っている店員はいなかったのです。
当時、カメレオンは夜温を下げなければならないこと、そして種類によってその温度が多少異なることを知っている人が、日本にいったい何人いたでしょうか‥。
カメレオンは流通しているのに、飼育本は無い、売っているショップでも正しい管理方法を知らない。私はこの事実を知ったとき、やり場の無い激しい怒りを覚えました。
その後、私は洋書の巻末に紹介されていたアメリカのカメレオン同好会にも怪しい英語で手紙を送って入会し、その会が消滅するまで会員でした。
私が2頭目のカメレオンと暮らし始めた頃、日本で初めての爬虫類の飼育本が出版され、その数年後には、「カメレオンの本」という、今はもう絶版となった初めてのカメレオン専門の飼育本が出版されました。

今ではあり得ない様な暗黒の時代でしたが、生き物を迎えるということは、それ相当の知識と覚悟が必要であるというのは、今も昔も変わらないと思います。
ただかわいいからとか、お洒落だからとか、あたかもおもちゃやインテリアの一部のような感覚で買うべきではありません。

もしもペットショップで一目惚れしてしまったら、まずは冷静にならなければいけません。どんな生き物でも、値段とか飼いやすさに関係なく、店員さんの話を聞くだけでそのまま買ってはいけません。はやる気持ちを押さえてまずは本屋に行き、飼育本は一通り読み比べて、1冊は買ったほうがベストです。それからインターネットで、その子の原産地もしくは繁殖地がどんなところかも知っておきましょう。それは自分の創意工夫の元になります。
そして、インターネットでも一通り飼育情報を調べて、必要なことは控えます。ペットショップの飼育情報は、お客が飼いたくなるように巧妙に書いてある場合が多いので、その次に、実際に一緒に暮らしている方のブログをなるべくたくさん、丹念に読むことが必要です。
なぜ「必要」かというと、それによって一緒に暮らす楽しさを知って夢を膨らますのではなく、リスクや起こり得る良くないことをなるべくいろいろ知るのです。
本当に飼育に必要なもの、どんな管理をするのか、本当にかかる経費、病気・怪我・事故等を見て、それでも自分が責任を持ち続けることができるかどうかを、冷静に判断しなければなりません。
そこで無理だと思ったら、辛くても諦めるべきです。迎えたかったほど好きな命のためにも、後に自分自身が一生後悔することにならないためにも。

生き物と暮らすなら、飼う前に熟考し、迎え入れる前に必要な物を揃えて設置し、具合を確認します。それでも生き物にはそれぞれの個性もありますし、どんなに知識を集めておいても、実際に迎えてみるまで想像もつかなかったことの1つや2つは必ず起きます。
ですから、常によく観察して、考え、実行し、努力し続けることが必要になります。一度迎え入れたら、その子が生きている限り怠ってはなりません。それはとても地道で根気の要ることです。決して楽しいことばかりではありません。

なぜそこまでするのでしょうか?
それはこういうことです。
自分の命は大事ですよね?わざわざ人生の途中で苦しみながら死にたくなんかないですよね?
自分が迎え入れて家族の一員となった子も、それは同じなのです。命が大事なのは、みんな同じなのです。
だから、命は中途半端な覚悟で迎えるべきではないのです。

どうか、この国のすべての小さな命が大切にされ、愛され続けて、その生涯をまっとうできますように。


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テーマ : 日記
ジャンル : ペット

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Jun

Author:Jun

ボンさん作リサとくまこ

このイラストは、ボンさん
描いてくださいました


 Jun : リサの飼い主
 東京の片隅でひっそりと
 一人と一匹の暮らし…の
 つもりが、リサの明るさ
 につられて低いテンション
 も家では上がりがち。
 ささやかながらも楽しい
 暮らしに。

 リサ : 2008年4月13日
 生まれロングコートの
 ブラックタン

コノハカメレオンたちと暮らした日々の大切な思い出を保存してあります。

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