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東京モノレール ウン○事件

イラン航空機

リサは2008年6月17日、生後63日でうち(といっても私しかいませんが)の子になりました。
ブリーダーさんがOKであれば、できれば生後80~90日にしたかったのですが、結局自分の仕事の都合で決めざるを得ませんでした。

初めて行った羽田空港貨物ターミナル、そこで飛行機が到着してから貨物が荷受され、リサが私の元に来るまでの40分ほどの間にを受取った人2人、猫を受取った人1人、を預けた人2人。
平日の一便でこんなにペットの出入りがあったのにはちょっと驚きました。

私の前に引き渡された子や子猫はとてもおとなしく、新しい飼い主と共に静かにターミナルを去っていきました。「リサはまだかしら?もうそろそろ?」と思いながら名前を呼ばれるのを待っていると、貨物倉庫(?)の方からの鳴き声が…。

「うわ、まさかリサじゃないよね…と思いましたが、もう待っている人は私だけ。案の定、程なく一つのペットキャリーが運ばれてきて私の名前が呼ばれたのでした。

小さくてかわいいけれど、出たがって落ち着かない黒と茶色の子。この子が初めて見る私の「リサ」

受け取りの確認を済ませてターミナルを出て羽田空港に戻る循環バスを待っていると、リサがまた頼りなげな声を上げ始めました。
「帰り道ずっと鳴き続けたらどうしよう…」、困惑しながらもキャリーの上面の透明な出入り口から見下ろして落ち着いた声で「リサ」と呼んでみると、子はちょっと不思議そうに顔を上げ、初めてまじまじと私の顔を見つめました。
そのとき私の頭をよぎったのは、本やネットで見た「初めて子犬と対面するときは、脅かさないように、上から覆いかぶさらないようにしましょう。」でした。
これって思いきり覆いかぶさっているではないか…

私の心配を他所に、いきなりキャリーに入れられて、犬にとっては遥か想像の及ばない飛行機に乗るという得体の知れない体験をして、自分は一体これからどうなるのかと不安でいっぱいのリサにとって、自分の名前を呼んでくれる人間の出現は、例えそれが初めて見る人であっても地獄に仏のような気がしたのかもしれません。それから家に帰り着くまで、リサはほとんど鳴きませんでした。

さて、これで無事に家まで何事も無く辿り着けたなら、記事のタイトルも「リサ、私の許へ」とか、「リサの来た日」とか、センスはあまり良くないがもう少しマシなタイトルになっていたはずである。

そう、ここでタイトルの由来となった、気の小さい飼い主にとっては忘れられない事件が起きてしまったのだ。いや、起こしてしまったというのが正確だろう。

モノレールに乗って浜松町に向かう途中、車内はさほど混んではいませんでしたが、私の向かいと右隣にはビジネスマンが座りました。私は窓側で膝の上にペットキャリーを乗せて、リサを見たり車窓の景色を見たりしていました。運河沿いの景色に私の気持ちが少しリラックスし始めた頃、キャリーの重心が妙に左側に移動しました。見ると、キャリーのど真ん中にリサのウン○が…。
ブリーダーさんから予めウン○の可能性を教えてもらっていたので、私は持参しておいた換えシーツと、汚れたシーツを入れる袋を取り出しました。リサが飛び出そうとせず、かつウン○を踏まないようにシートを取り出さなければと、いつもの私の倍くらいの速さで出入り口を開け、サッと汚れたシーツを引き抜き出入り口を閉めました。
「成功と思いながらシーツを端から丸めかけたそのとき、何かが私の足元に小さな衝撃を与えました。

そう、もちろんそれはシーツからポテッと落ちたウン○。

小さく「アッ!」と言った私の声で、向かいに座ったビジネスマンがどうやら事態に気づいた模様。
内心の動揺を隠して急いで汚れたシーツを袋に入れ、新しいシーツをキャリーの底に敷きました。それからウン○を拾うために、リサが汚れていた場合のために用意しておいたチャック付きの袋とペット用ウエットティッシュを取り出しました。

「ああ、ティッシュを持ってきて良かった…」
が、コトは私が想像したようにはスムーズに進まなかったのでした。

前に座っているビジネスマンは背が高いらしく、そのこちらに向かって突き出ている膝が邪魔で、私は前にかがんでウン○を取ることができなかったのでした…。さらに右隣の席にもビジネスマンが座っているので、向かいの膝を避けて斜めからかがんでいくこともできなかったのです

気の小さい飼い主には、「ちょっとすみません、ウン○を拾わせてください」と言う勇気がありませんでした
次の駅で2人が下車するまでに(大勢のビジネスマンが降りて行ったので、2人は逃げたわけではないと思う)、柔らか目のウン○の芳しい香りが座席に広がったことは言うまでもありません

乗り合わせた皆さん、ごめんなさい。

2人が席を立った後、もちろん猛スピードでウン○を拾い、モノレールの床を何度も念入りに拭きあげたのでした。



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テーマ : わんことの生活
ジャンル : ペット

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Jun

Author:Jun

ボンさん作リサとくまこ

このイラストは、ボンさん
描いてくださいました


 Jun : リサの飼い主
 東京の片隅でひっそりと
 一人と一匹の暮らし…の
 つもりが、リサの明るさ
 につられて低いテンション
 も家では上がりがち。
 ささやかながらも楽しい
 暮らしに。

 リサ : 2008年4月13日
 生まれロングコートの
 ブラックタン

コノハカメレオンたちと暮らした日々の大切な思い出を保存してあります。

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